ホップを育て緑のカーテンを作る植物学

ホップ2

ボタニカルライフプランナーとして
植物のある暮らしを実践・発信している
みどりさんと、その友人であるゆみこさんの
会話をお届けします。

 

ゆみこさんはみどりさんとの出会いを
きっかけに植物の魅力に目覚め、
昨年は「グリーンカーテンプロジェクト」を
職場で成功させ、

 

その後ボタニカルライフプランナーの資格も
取得しました。

 

今回のお話は、そんな2人が新たな挑戦として
「ホップ」を使った緑のカーテン作りを
語り合う様子をご
紹介します。

 

緑のカーテンといえば
ゴーヤやアサガオが定番ですが、
ホップを使った緑のカーテンには
どんな魅力があるのでしょうか?

みどりさん
「ゆみこさん、お久しぶりです。この前の講座以来ですね」

ゆみこさん
「みどりさん!ちょうど連絡しようと思っていたところなんです。グリーンカーテンのことを考える季節が近づいてきたなあって」

みどりさん
「そうですね。去年はゆみこさんがボタニカルライフプランナーの資格を取られて、会社でのグリーンカーテンプロジェクトも大成功でしたね」

ゆみこさん
「みどりさんのおかげです。あの西日の強かったオフィスが、昨年は本当に快適でした。『光合成タイム』も社内の習慣になって。今年はもっと大きなプロジェクトにしようと思っているんです」

みどりさん
「素敵ですね。今年も同じくゴーヤとアサガオですか?」

ゆみこさん
「実はそこで相談があって。今年は少し違ったアプローチをしたいなと思っていて…」

みどりさん
「そうですか。何か具体的に考えていることはあるんですか?」

ゆみこさん
「社員の皆さんから『もっと何か一緒にできることはないか』という声があって。単に育てるだけでなく、収穫後に何かみんなで楽しめる植物がいいなと思っているんです」

 

みどりさん
「それなら、ホップはどうでしょう?」

ゆみこさん
「ホップ?ビールの原料になる?」

 

みどりさん
「そうです!実はホップ、緑のカーテンに最適なんですよ。
つる性の植物で、6メートルくらい伸びて、葉も美しいんです。
しかも収穫した毬花(まりはな)は、ドライフラワーやハーブティー、クラフト作りにも使えるんです」

 

ゆみこさん
「へえ、知りませんでした。でも育てるのは難しそう…」

 

みどりさん
「意外と丈夫ですよ。それに、じつはボタニカルライフプランナー協会で『ホップを育て緑のカーテンを作ろう!』という企画が始まるんです。ゆみこさんも参加しませんか?」

 

ゆみこさん
「どんな内容なんですか?」

 

みどりさん
「ホップの苗と土、プランターがセットになっていて、参加者は自宅で育てます。月に一度くらいオンラインでミーティングがあって、育て方のコツや経過を報告し合うんです。最後には収穫したホップを使ってリースやハーブティーを作るワークショップも予定しています」

 

ゆみこさん
「それは面白そう!でも、どうやって育てるんですか?」

 

みどりさん
「まず支柱を立てて、そこにつるを巻きつかせていくんです。ホップは時計回りにつるを伸ばす習性があるので、少し誘導してあげるだけで、あとは自分からどんどん巻き付いていくんですよ」

 

ゆみこさん
「時計回り…植物なのに方向があるなんて不思議ですね」

 

みどりさん
「植物にはそれぞれ個性があるんです。ホップは6月から7月にかけてグングン伸びて、8月頃から毬花が出てきます。これが収穫の醍醐味。毬花はとても香りが良くて、枕元に置くとリラックス効果があるんですよ」

 

ゆみこさん
「私、ちょっと興味が出てきました。あ、そうだ。会社の環境活動としても提案できるかも。みんなで一緒に育てて、成長を共有して、最後はクラフト作りでチームビルディング…」

 

みどりさん
「それはいいアイデアですね!協会の企画では、初心者から熟練者まで様々な人が参加するので、お互いに助け合いながら育てる楽しさも味わえます。失敗から学ぶこともできるし」

 

ゆみこさん
「そうですよね。実は私、去年のグリーンカーテンを通して気づいたんです。植物を育てるって、単なる趣味じゃなくて、人と人をつなぐきっかけにもなるんだって」

 

みどりさん
「まさに!植物には人を結びつける力があるんです。この企画もそんな思いから始まったんですよ。初心者も含めてみんなで育てることで、植物の栽培の喜びや、挫折感も共有できる。そして何より、家庭や友達など身近な周囲の人々にも植物への関心を高めてもらえる」

 

ゆみこさん
「みどりさん、またその目の輝き…植物の話になると止まらなくなりますね(笑)」

 

みどりさん
「あ、ごめんなさい。ついつい熱くなってしまって」

 

ゆみこさん
「いえいえ、その熱意があるからこそ、私もボタニカルライフの世界に入れたんです。今回もチャレンジしてみます!協会の企画に申し込んでみようかな」

 

みどりさん
「嬉しいです!ちなみに、ホップの見た目の特徴も素敵なんですよ。ゴーヤと違って、葉が美しい形をしていて、上品な印象を与えます。特に会社のエントランスや応接室の窓際なんかに置くと、とても良い雰囲気になりますよ」

 

ゆみこさん
「今のオフィスは緑が少ないから、そういう効果も期待できそう。オンラインミーティングの背景にもなりそうだし」

 

みどりさん
「それから、ホップは多年草なので、一度育てたら越冬させて翌年も楽しめるんです。長期的な植物との付き合いができますよ」

 

ゆみこさん
「長期的な視点も素敵ですね。ところで、申し込みはどうすればいいですか?」

 

みどりさん
「協会のウェブサイトから申し込めますよ。ただ、先着30名なのでお早めに。既に募集開始しているみたいです」

 

ゆみこさん
「わかりました!私も申し込みます。ところで…もし会社でもやるとしたら、何か助言をいただけますか?」

 

みどりさん
「もちろんです。会社で実施する場合は、まず南向きか西向きの窓辺をチームで選定するといいですね。そして、ホップを育てるチームを作って、水やり当番を決めるとか。成長記録をオフィスの掲示板に貼り出すのも良いかもしれません」

ゆみこさん
「素敵なアイデアばかり!以前、みどりさんが教えてくれた『光合成タイム』のように、『ホップ観察タイム』なんていうのも作れそうですね」

 

みどりさん
「いいですね!ぜひぜひやってみてください。きっと素敵なプロジェクトになりますよ」

 

ゆみこさん
「ありがとうございます。夏の暑さ対策にもなるし、秋にはみんなでクラフト作りを楽しむ…想像するだけでわくわくします」

 

みどりさん
「最初は『ホップで緑のカーテン?』と思ったかもしれませんが、ゴーヤやアサガオとはまた違った魅力がありますよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね」

 

ゆみこさん
「はい!みどりさんと出会えたおかげで、植物のある生活が本当に豊かになりました。今度は私が会社の皆さんに、植物の素晴らしさを伝えていきたいです」

 

みどりさん
「あ、そうそう。言い忘れていましたが、この企画は『うまくいっても、うまくいかなくても楽しむ!』がモットーなんです。枯らしちゃったらどうしよう…って心配する方もいますけど、それも貴重な経験なんですよ」

 

ゆみこさん
「そうなんですね。確かに、去年のグリーンカーテンも、最初は心配でしたが、周りと共有することで学びになりました」

 

みどりさん
「そうなんです。植物は生き物だから、うまくいかないこともあります。でも、それを皆で共有して、次につなげていく。その過程も含めて楽しむのが、この企画の醍醐味なんです」

 

ゆみこさん
「『完璧に育てなきゃ』という気負いはなくていいんですね」

 

みどりさん
「ええ。むしろ、うまくいかなかったことを共有することで、みんなが学べるんです。完璧主義の方には物足りないかもしれませんが、失敗も含めて一緒に成長していくのが植物との付き合い方だと思います」

 

ゆみこさん
「それなら、私も安心して参加できます。会社の皆にもそういう姿勢で伝えてみます」

 

みどりさん
「そう言っていただけると嬉しいです。ホップの緑のカーテン、きっと素敵な夏になりますよ」

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「ホップを育て緑のカーテンを作ろう!」企画

日時:6月開始
   (5月植え付け前のオンライン会)

場所:ご自宅

申込方法:ボタニカルライフプランナー協会ウェブサイト「イベントのご案内」より

募集人数:先着30名

内容:
• ホップ栽培キットの提供
• 月1回のオンラインミーティング
• 収穫後のワークショップ(リースやハーブティー作り)
• ラインでの情報共有

【企画のモットー】
「うまくいっても、うまくいかなくても楽しむ!」
植物を育てる楽しさを皆さんと共有できることを楽しみにしています!

詳しくは、こちら↓

イベントのご案内