2024年7/5(金)・7(日)
  10:00~17:00入場まで


JWFパネル展にて
森の薫りワークショップ開催!

天然の木や花、柑橘からとった精油(アロマ)
を使って、自由に森の薫りを表現し
オリジナルスプレー作りを
お楽しみいただけます。


1500円

JWFパネル展


2024年7/2(火)〜7(日)
場所:神奈川県民センター(横浜駅徒歩5分)

当ボタニカルライフプランナー®︎協会も
協力団体として参画。

写真展は、入場無料です。
是非お気軽に足をお運びください。

https://www.jpnwf.org

【この写真展のテーマ】

\ニュージーランド人から見た日本の自然/

日本に来る前は日本にこんなに豊かな自然があることを
知りませんでした。

外国人から見ると、日本で有名なのは
文化、歴史そして技術です。

今の多くの日本人もそう思っていることでしょう。

しかし、自然が有名なニュージーランド人からみても、
日本の自然は独自のものだと思います。

それにも関わらず、日本人も外国人も
日本の自然にはあまり気付いていないことが気になりました。

ニュージーランドは、太古より大陸から隔絶した島であるため、
他の国とは異なる進化を遂げた野生動物が生息しているなど、

独自の自然形態や生態系がありますので、
自然が有名なのは当たり前というふうに
考えられるのかもしれません。

数字を見ると、天然林である面積は29%であり、
人工林を含めば森林面積は38%のみです。

一方で、日本の天然林面積は34%であり、
全体的な森林面積は66%で、世界第三位です。

他に、日本の川は非常に綺麗です。

自然が豊かなことで有名なニュージーランドでも、
河川の汚染は大きな問題となっています。

川の清潔さについて、他の国と比べられるような
情報は見つかりませんが、

おそらく日本ほど水が綺麗な国は
ほとんどないのではないかと思います。

最後に、日本人は昔から里山を利用し、
自然や野生動物と密接な関係を築いてきたという
習わしもあります。

そこで、私はこうした日本の自然を
もっと世界中の人に知ってほしいと思いました。

こんなに豊かな自然があるにも関わらず、
それを知るためのキャンプなどのレクリエーションや、
自然ツーリズムが少ないため、

有名な寺社仏閣ほど自然の価値は
認められていないのではないかと感じました。

また、豊かな自然を代表する野生動物たちに関して、
理解や関心が少なく、不要に怖がることも多いと感じました。

その理由のひとつは、日本人だけではなく、
世界の多くの人々は、自然との関係を
忘れていることにあると思います。

豊かな森があって当たり前、
綺麗な水があって当たり前と思ってしまう。

そのため開発に気づかない、
あるいは許してしまうことで、

知らない間に気候変動や、
環境汚染を招くことにもなっています。

けれども、人間が生きるためには、
自然資源がなければなりません。

その重要な真実を思い出せば、
私たちは野生動物と同じく、
生物の一種類であり、
ただの自然の一部であることに気づきます。

そこで、日本人にも、外国人にも、
日本の自然の豊かさやその文化的価値、
自然ツーリズムの可能性に気付いてほしいだけではなく、

我々人間と自然の関係を認めてほしいと思いました。

意外にも我々と似た表情を見せるクマの顔や
ホンドテンの鮮やかな色の夏毛、
キツネの賢い目を眺めながら、

当たり前と考えていた日本の自然に、
少しでも感嘆し、誇りに思い、
そして感謝を抱いてもらえたら、
私の今までの活動が意味のあるものになります。